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FP FAIR 2013に参加しました

FP FAIR 2013に参加しました。今年は4年振りに東京で行われました。いつものように初日(10月5日)だけの参加でした。

基調講演は竹中平蔵氏による「日本経済の展望と課題」というテーマで、相変わらず滑舌の良い早口で淀みなく90分を語り終えました。

主に、アベノミクスの3本の矢である、「デフレ克服」、「機動的(柔軟)な財政対策」、「成長戦略」について、現状とご自分の評価・感想などを話されました。

「デフレ克服」については今のところ順調に推移していること、「機動的な財政対策」についてはまだ不明であること、「成長戦略」については規制緩和を中心になかなか進んでいないことなどを、多くの具体例を交えながら語って頂きました。

竹中氏の公演を聴いたのは2度目でしたが、相変わらずの語彙の豊富さと記憶力の素晴らしさには脱帽でした。私と年齢が同じなのに...

基調講演の後、ライフプランニングの先駆者と言われるアメリカのジョージ・キンダー氏と、『経済のニュースがよくわかる本「日本経済編」』や世界一わかるシリーズの多くの著作を出している細野真宏氏の講義を受講しました。

特に、細野氏の「数字で理解するこれからの年金制度」では、一見、“それって屁理屈じゃないの”と思ってしまう驚きの展開で、すぐには同意できないようなことの連続でした。

専門家を含めほとんどの人たちがわかっていない、或いは、誤解している例として、「未納が増えると年金が破綻する」、「今の少子高齢化で年金が破綻する」、「年金は払っただけもらえないので、若者にとっては払い損である」などを指摘されました。

これらはすべて誤りですと云われたら、“えっ、何で”と多くの人たちが聞いてしまうでしょう。日経新聞の社説でも、平気でこのような間違ったことが書かれていたという指摘もありました。

それどころか、多くの国会議員までもが誤解しているそうで、彼ら相手に講義したということも云ってましたよ(細野氏は年金に関する国の組織の委員になっているとのこと)。マスコミもグル?になって国民に誤解を伝えているとのことでした。

まったく影響がない訳ではないが、影響はほんの僅かだそうです。何故なら、年金支払いの財源はそのすべてが年金保険料ではなく、半分は税金で賄われているから。「未納・未加入者」が存在すること自体おかしいという理屈です。

税金を支払っているのに(酒やタバコにも税金が含まれていますね)「未納・未加入」の人は支払い損になっているという訳です。このことを、もっともっと国民に教育していくことが必要だという結論でした。

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